サンエー商事、有機質肥料に取り組み始めたのは、まだ「有機」という言葉が今ほど一般的ではなかった頃。地域の気候や土壌に合う肥料を求めて、生産者と試行錯誤を重ねるなかで、土の力を引き出す「有機」という選択肢に辿りつきました。混ぜる手間や効果のばらつきといった課題にも向き合い、30年近くかけて基盤を築いてきました。
「アミノサッポロエース」が生まれた背景には、“農家の方と一緒に結果を出す”という信念がありました。新しい肥料を使ってもらうためには、収量や品質で成果を出すことが不可欠。畑に何度も足を運び、育ち方や病気の有無、味の違いまで徹底的に確認しました。そうして試行錯誤を重ねた先に、「これなら変えてみよう」と言ってもらえた瞬間がありました。選ばれたのは、信頼と実感の積み重ね。それがこの肥料の、何よりの証明でした。
「気候変化によって肥料が合わなくなってきた」「病気に強く育てたい」——そんな現場の声が、肥料を進化させてきました。私たちができるのは、生産者の挑戦を少しでも後押しすること。アミノ酸を強化したのも、ある若手生産者の一言がきっかけでした。変わり続ける気候や作物のニーズに応えながら、有機の力をもっと可能性のあるものにする。肥料づくりとは、生産者の皆様とともに続ける“終わらない実験”なのです。